お待たせしました。第3回目です。

今回のテーマは
インプラントは何年くらいもつのか

狭川 正


 「インプラント」は、珍しいものであるとか、危険なものである、と言う印象はもはや全くなくなり、インプラント治療は汎用的に用いられる治療手段となって来ております。ところが、インプラントの寿命については意外とご理解いただけていないようです。

 インプラントの寿命は、顎の骨の状態によって左右されます。

 顎の骨の状態へ影響を及ぼす要因は、
 ・患者様の体力や筋力の変化
 ・術後の時間的経過による患者様の身体的変化
 などです。

 さらに、顎の骨は経年変化を遂げます。
 一般に、成人の顎の骨は加齢と共に痩せていきます。インプラントを埋め込んだ後の骨も例外ではありません。インプラントを埋め込んだ後、顎の骨は最初の一年で1ミリ、それ以降は1年に0.1ミリずつ痩せて行くと言われています。

 ですから顎の骨の経年変化を十分に計算に入れたインプラント施術を実施するようにすることが望ましいことなのです。

 それは、
  ・埋め込むインプラントの本数や大きさによって調整
 を行います。

 つまり、インプラントの寿命を守る為には、出来るだけインプラントの寿命に影響を及ぼす要因を取り除く、あるいは予防することが望ましいのです。それには、施術する医師が留意すべきことと、患者様ご自身が気を付けるべきことがあります。

 医師が留意すべきポイントとしましては、
  ○使用するインプラントは長い、太い、本数を多く
 が理想です。

 顎の骨は経年変化をしますので、出来るだけ特定の箇所の骨への負荷を小さくすることが望ましいのです。長く、太く、多い本数のインプラントを使用しますと、骨と接する面が広がり、骨の単位面積あたりにかかる重量が軽減できるのです。

 このような考え方から、以前は無理でも長いものを装着していましたが、それも事故を誘発するなど差し障りがあるケースがありました。その反省から、最近では無理の無い範囲で長く太いものを装着するようになっています。

 一方施術後、インプラントを長持ちさせるために患者様ご自身が気を付けることは、

  ○全身疾患に罹らないよう気を付ける
   全身疾患の代表的なものとしては、糖尿病などがあります。
  ○口腔内を清潔に保つよう生活習慣に気をつける
   喫煙の汚れから守ったり、こまめに口腔内の清掃を行う
  ○積極的にインプラントの保護を行う
   就寝時、歯軋り防止の為のナイトガード装着などを行う
  ○異状を早期発見する為に定期検診を忘れない
   通常は数ヶ月に1回程度です。

 このように患者様ご自身と医師とが協力することによって、インプラントは長寿を保つことが出来ます。
 当院ではインプラント施術後、当院指定に添って定期検診受信をいただいている患者様には

  10年間のインプラント手術保障

 を実施しております。

 時として、身体的特徴等の何らかの事情によって「理想的なインプラント施術が出来ない」ケースも起こりえます。次回はこういった場合の対応について、説明予定をしております。


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狭川歯科医院

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